オルソケラトロジー使用における視機能の評価

当院にてオルソケラトロジーによる近視治療を受けられた患者さまの
診療情報を用いた医学系研究に対するご協力のお願い

この研究は、オルソケラトロジーによる近視治療を行う患者さまのカルテ情報だけを使用して行う研究です。使用中の診察は通常の診察で、検査も受診日も特別なことはありません。また、カルテ情報の使用に同意いただけなくても、診療に不利益なことはありません、また、同意いただいた後でもいつでも同意を撤回できます。撤回しても診療に影響はありません。

研究課題名

オルソケラトロジー治療における視機能の評価

研究機関

宮田眼科病院
宮田眼科鹿児島

研究代表者

宮田眼科病院 院長 宮田和典

研究の目的

オルソケラトロジーは2009年に厚生労働省により認可、承認され、近視の患者の治療として使用されはじめました。2017年にガイドラインの見直しが行われ、それにより適応年齢が拡大され、20歳未満は慎重処方となりました。近年オルソケラトロジーレンズの改良により、安全性が高まるとともに、近視進行抑制の効果も評価され、低年齢、特に学童へと適応が拡大しています。
これらの状況をふまえて、今後継続的にレンズ使用中の視機能の評価を検討していくことに致しました。こうした継続的研究によって、視機能や患者さまの満足度を高めることに貢献していきたいと考えています。

研究の方法

対象となる患者さま

当院でオルソケラトロジーによる近視治療を行う患者さまで、この研究にカルテの情報を提供することに同意していだたいた患者さまを対象としています。

利用するカルテ情報

以下の情報や検査結果の一部または全部を使用します。
検査項目や検査スケジュールは通常診療であらかじめ決まっています。また、必要に応じて実施する検査もあります。
・年齢、性別、全身合併症および眼部既往歴および眼部合併症の有無、眼部手術既往歴
・視力(裸眼および矯正視力)及び自覚屈折検査、他覚屈折検査、角膜曲率半径、細隙灯顕微鏡検査、フルオレセイン染色検査、角膜形状解析検査、前眼部OCT、角膜内皮細胞密度、シルマーⅠ法検査、眼底検査、眼圧測定、瞳孔計測定(明所、暗所)、他覚所見、自覚症状(眼痛、目が赤い、目がかすむなど)
・患者満足度調査

個人情報の取り扱い

提供するカルテ情報は名前、住所など患者さんを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、HPに記載している【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さまの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。