有水晶体眼内レンズ手術による再手術の原因および予後の検討

お知らせ

このたび当院では、有水晶体眼内レンズ手術後において再手術を受けられた患者さまであって選択基準を満たす方の診療情報を用いた下記の医学系研究を、倫理委員会の承認ならびに院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。
この研究を実施することによる、患者さまへの新たな負担は一切ありません。また患者さまのプライバシー保護については最善を尽くします。
本研究への協力を望まれない患者さまは、「9.問い合わせ連絡先」に示しました連絡先までお申し出くださいますようお願いいたします。

1. 研究課題名

有水晶体眼内レンズ手術による再手術の原因および予後の検討

2. この研究の目的

有水晶体眼内レンズ手術加療後において、再手術を希望された患者さまの原因検討を行い、術加療前と加療後の検査結果を比較して再手術後の予後の検討を行います。
この研究によって、有水晶体眼内レンズ手術後に再手術を検討される患者さまを減らすことにつながる可能性があります。

3. 対象となる患者さま

2023年5月までに当院で、有水晶体眼内レンズ手術とその後に再手術を行い、予後が確認できる患者さま

4. 研究期間

倫理審査承認後~2024年3月31日

5. 研究の方法

診療情報のみを使用した、後ろ向き観察研究です。

6. 利用する診療情報

以下の診療情報を使用します。
年齢、性別、矯正視力、自覚屈折度数、他覚屈折度数、眼圧、角膜内皮細胞密度、眼内レンズの種類・パワー、アコモレフ、眼部既往歴及び眼部合併症の有無、治療中の眼疾患ありの場合は点眼薬の種類

7. 個人情報等の取扱い

  1. 本研究で取り扱う患者さまの個人情報は、氏名・生年月日・診療録番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
  2. 本研究で取り扱う患者さまの診療情報は、個人情報が特定できないような匿名化した研究用識別コードにより管理し、使用します。
  3. 患者さまの個人情報と匿名化した診療情報を結びつける対応表は、各研究施設内のみで管理し、当院においては個人情報管理者が研究終了するまで鍵を掛け管理します。また、研究計画書に記載された所定の時点で完全に抹消し、破棄します。
  4. 本研究によって得られた成果を学会や論文などに発表する場合は、研究対象者にプライバシー上の不利益が生じないよう、適切に匿名化されていることを確認した上で公表を行います。

8. 本研究への参加を希望されない場合

患者さまやご家族が本研究への参加を希望されず、試料・情報の利用又は提供の停止を希望される場合は、下記の問い合わせ先へご連絡ください。一度ご協力いただいた後でも随時撤回することが可能です。ご協力いただけなくても、患者さまに不利益は生じませんのでご安心ください。ただし、ご協力頂けない旨の意思表示があった時点で既に研究結果が公表されていた場合など、データから除けない場合もあります。すでに研究結果が公表されている場合など、ご希望に添えない場合もございます。

9. 問い合わせ連絡先

研究責任医師:
宮田眼科病院 院長 宮田 和典
TEL:0986-22-1441