複数の機器で測定した正常眼と角膜形態異常眼の角膜屈折力の検討

研究課題名

複数の機器で測定した正常眼と角膜形態異常眼の角膜屈折力の検討

研究機関

宮田眼科病院、鹿児島宮田眼科、北里大学、六本木柴眼科、中京眼科、東京医療センター、慶應義塾大学、筑波大学

研究代表者

宮田 和典
医療法人明和会理事長(宮田眼科病院、鹿児島宮田眼科)

当院責任医師

宮田 和典

研究の目的

角膜屈折力は、眼内レンズ度数計算において重要な因子であり、白内障手術後に良好な視機能を得るためには、正確な計測が必要です。従来、オートケラトメータ によるK値が用いられていますが、これは角膜前面のみ計測しており、後面は実測していません。近年では、光干渉断層計であるCASIA(トーメー)によって角膜後面も実測した値である角膜全屈折力(real power)計測が可能となり、さらに光眼軸長測定装置のIOLマスター700(ツァイス)では、角膜前面を従来のケラトメーター、角膜後面は光干渉断層計で実測することにより角膜全屈折力測定Total Keratometry(TK)が可能となりました。これら複数の測定機器間で角膜屈折力を比較した報告はあまりありません。そこで本研究では、多施設において複数の測定機器間で角膜屈折力を比較したについて研究を行うことになりました。

研究の方法

対象となる患者さま

各研究機関で白内障手術を受けた患者さま

利用するカルテ情報

  • 患者情報(年齢,性別,術眼,眼疾患の有無)
  • 術前情報(角膜屈折力(K値・real power・TK値),推奨トーリックモデル・軸,眼軸長、前房深度)
  • 手術情報(眼内レンズ)
  • 術後情報(裸眼視力、矯正視力、自覚屈折)

研究期間

本研究は、倫理審査委員会の承認後開始し2023年12月31日まで実施されます。

個人情報の取扱い

提供するカルテ情報は名前、住所など患者さまを直接特定できる情報を除いて匿名化いたします。個人を特定できるような情報が外に漏れることはありません。また、研究結果は学術雑誌や学会等で発表される予定ですが、発表内容に個人を特定できる情報は一切含まれません。

情報の管理

収集した情報は、個人を特定するための情報を削除し、個人を特定できないようにして、以下に送付します。

筑波大学医学医療系眼科 長谷川優実
〒305-8575 茨城県つくば市天王台1-1-1

送付されたデータは筑波大学で厳重に管理・保存され、研究の終了が報告された日から5年を経過又は研究結果の最終の公表について報告した日から3年を経過した日のいずれか遅い日まで保存し、その後廃棄します。

また、当院の情報は研究責任者が厳重に管理致します。

ご協力いただけない場合

この研究にご協力いただけない場合は、問い合わせ先までご連絡ください。ご協力いただけなくても、患者さまに不利益は生じませんのでご安心ください。ご協力頂けない場合、他の研究機関へ提供された情報も含め、得られた情報は全て破棄します。ただし、ご協力頂けない旨の意思表示があった時点で既に研究結果が公表されていた場合など、データから除けない場合もあります。

さらに詳しい本研究の内容をお知りになりたい場合は、【お問い合わせ先】までご連絡ください。他の患者さまの個人情報の保護、および、知的財産の保護等に支障がない範囲でお答えいたします。 

お問い合わせ先

宮田眼科病院
お問い合わせはメール、FAX、電話でお願い致します。
TEL 0986-22-1441
FAX 0986-24-2174
メール問い合わせは以下のURLから問い合わせ用フォームでご連絡ください。
http://www.miyata-med.ne.jp/contact/